動物の世界では、このシマウマのように、自分の血を継いでいない子どもを殺そうとする事は、本能的に…
動物の世界では、このシマウマのように、自分の血を継いでいない子どもを殺そうとする事は、本能的によくある事です。
そして、人間も所詮動物です。
白雪姫やシンデレラなど、童話でよく出てくるように、実母と死別し、その後、継母により、いじめられたり、殺される話がかつては良くありました。
最近では、シングルマザーの家庭で、同居する男や継父に虐待され、殺される子ども達のニュースが後を立ちません。
しかし、我々人間は、他の動物達と異なり、社会制度を整備する事で動物としての本能を社会全体で抑える事が可能です。
そして、実父母の一方が死別した訳ではなく、離別したのである限り、その実父母はこの世に生きています。
夫婦が離婚しても、実父母が子どもと生活を共にする共同親権制度(法務省法制審が提案するニセモノ案ではなく、本当に父母で共同監護をする制度)の下では、この子どものシマウマのように、オトナのオスに殺されそうになった場合、実の親に助けを求められます。
仮に、愛情を子どもに注いでいない親であっても、さすがに、自分の実の子が虐待を受け、殺されそうになっていれば助けるでしょう。
その事から考えても、共同親権制度は必要なのです。
共同親権制度を採用するかどうかは、動物としての本能を放置する社会にするか、動物としての本能を抑えて人間の尊厳を守る社会を築くのか、どちらを選ぶのかという根本な問を我々に投げかけているのだという事を是非理解して欲しいと思います。