渡辺やすゆき@日本デジタル空間経済連盟常務 です。
渡辺やすゆき@日本デジタル空間経済連盟常務 です。
本日の日経新聞。
世界のデジタル競争力ランキング、日本は32位と過去最低との報。
振り向けばカザフスタン(34位)が!
ちなみに、韓国は6位、台湾9位。
今、国会でも賃上げの議論がされてますが、その議論の多くは「賃金は労働生産性に比例する」という大原則を踏まえてないように見えます。
日本企業が国際競争力を失う中で、その減りつつある企業利益を経営者と労働者で取り合うという構図。
まるで社会主義国家です。
企業利益を内部留保や配当に充てるのか、賃金に充てるのか、そのような階級闘争の議論ばかりするのを止めて(勿論、賃上げはすべきだとは思いますが、その議論だけしていても全然ダメです)、本気で、「企業の競争力を上げ、一人当たりの労働生産性を上げるために何を我々はしないといけないのか?」を全国民が必死になって知恵を絞らないといけないのではないでしょうか?
これから半年くらいすれば、与党が打つカンフル剤のような政策で、ちょっと賃金が増えるでしょう。
それに満足して、ゆでガエルの状態になり、悲鳴もあげる事なく気持ち良く死んでいく。
それで良いのでしょうか?
日本は、かつてデジタル分野で世界に冠たる部分がありました。
そのデジタル競争力を再び世界トップレベルにまで引き上げる → 日本企業が国際競争力を取り戻す→ 一人当たりの労働生産性が上がる → 我々の賃金が上がる。
このような道筋で我々の賃金が上がるようにしない限り、我々の子ども達がカザフスタンに出稼ぎに行く時代が遠からずやってくるでしょう。
それでも良いというのも一つ結論です。
上野千鶴子先生が仰る通り「みんな一緒に貧しくなれば良い」というのも一案です(その場合、ご本人もタワマンなどに住むのは当然やめるのだと思いますが)。
みんなで議論してそう決めたのであれば、それはそれで日本国民の選んだ道ですので仕方がないといえます。
しかし、ロクな議論もせず、ただただゆでガエルになっていくのはどうかと思います。
今一度、根本的なところに立ち返り、国民的議論をすべきではないでしょうか?
日本のデジタル競争力、過去最低32位 人材不足響く – 日本経済新聞
日本維新の会衆議院埼玉県第4選挙区支部長(朝霞・志木・新座・和光)の渡辺やすゆきです(元総務省職員、高槻市・那須塩原市副市長、政策研究大学院大学准教授、オリンピック・パラリンピック組織委員会聖火リレー担当部長、防災士)