「理想を語るのが、政治家の仕事ではないでしょうか?」その政治家としての本分を忘れている国会議員…

「理想を語るのが、政治家の仕事ではないでしょうか?」
その政治家としての本分を忘れている国会議員の方が非常に多いと思います。
最近、共同親権をめぐり、自民党の柴山昌彦議員の行動が物議を醸しています。


櫻井よしこ氏あぜん、共同親権「法務省案vs民間案」自民党内バトル勃発 – SAKISIRU(サキシル)

柴山議員らが、民間案より法務省案を推す理由は、「民間案では、国民の理解を得られない。理想を語るばかりで現実を踏まえていない」というものらしいです。
「ちょっと待って!」と私は言いたいです。
元役人の私が言うのもなんですが、「理想を語らない政治家って、そもそも政治家として必要ですか? 現実との調整って、役人がやる仕事じゃないですか?」と思わずツッコミを入れたくなります。
裁判所から出向している法務官僚に操られ、役人の下請けをしている自民党の政治家の方たち。
あなた方、かっこ悪くないですか?
法務省の北村治樹参事官のパシリをするために、国会議員になったのですか? 

北村治樹裁判官(54期)の経歴 | 弁護士山中理司のブログ

政治家の仕事とは、人々に対し、「夫婦の争いがどんどんエスカレートし、そのしわ寄せが何の罪もない子どもたちに行く不幸な構造となっているこの国を、せめて、夫婦の争いをなくすことはできなくても、親子の絆だけは維持できる国にしよう!」と語りかけ、説得することなんだと思いますが、違いますか?
柴山先生達が、いやしくも自分が政治家だと思うのであれば、法務省の北村参事官に対し、こういうべきでしょう。
「父母は子どもを産んだ責任がある。子どもは自分が生まれてきたことに全く何の責任もない。離婚するのは大人の勝手。そのしわ寄せを何の責任もない子どもに押し付けてはならない。父母は、離婚しようがしまいが、少なくとも子どもが成人するまでは、親としての責任を放棄することは許されない。元夫婦がお互い顔も見たくない、口もききたくないと思うのは当然の感情だが、その感情を抑えて離婚後も父母が子育てに共に関わるのは、親として当然の義務だ。世界中が、そのような仕組みを採用している。先進国でできていないのは日本だけ。大人が無責任に子どもを作り、大人の都合で無責任に子どもを放棄する。そんなことを許す国にしておく訳にはいかない。今すぐ、この国の制度を改めないといけない。
そのためには、離婚しようがしまいが、父母が共同で子どもの養育に責任を持つよう義務付ける法律が必要だ。
私は政治家として、共同親権に反対する小野田紀美議員や森まさこ議員らを全力で説得する。
国民にも説明して納得してもらう。
だから、お前たち役人は、そのような社会を実現するために必要な法案を作って今すぐ持ってこい!!!」と。
理想を語り、あるべき国の姿を語り、人々の共感を得る仕事、それが政治家の仕事のはずです。
その政治家としての本分を忘れ、裁判官らにあごで使われている自民党の国会議員に対しては、私の尊敬する国会議員の一人である三谷英弘先生が、親子断絶防止法制定に反対するNPOフローレンスの駒崎弘樹会長に対してかつて放った、次の言葉をお贈りしたいと思います。
「努めて冷静に言いますが、目を覚ませ」

日本維新の会衆議院埼玉県第4選挙区支部長(朝霞・志木・新座・和光)の渡辺やすゆきです(元総務省職員、高槻市・那須塩原市副市長、政策研究大学院大学准教授、オリンピック・パラリンピック組織委員会聖火リレー担当部長、防災士)

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